猫の温泉・3


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視線を 感じました。


どきん としながら
まゆみさんは ゆっくりゆっくり さびねこの方をむきました。


さびねこと まゆみさんの 目が あいました。


さびねこは まゆみさんを じっと 見つめていました。


その ちいさな瞳に 光がきらきら うつっているのが見えました。



瞳が きらきらだ。



まゆみさんの胸に ふわんと
やわらかい いとおしいものが ひろがりました。



にしん みたい。



お湯であったまった まゆみさんの全身の細胞。

その 一粒一粒が わきたつみたいに
さわさわわーっと 熱にくるまれてゆくようでした。



きらきらー・・・。



言葉にならない想いでいっぱいになって
まゆみさんは 目を閉じました。


171201

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